疲れて電気を点けっぱなしで寝てしまったり、お酒を飲んで横になりそのまま寝てしまったりと、明るいままで寝ていませんか?また、明るくないと寝れないという人もたまにいます。
実は明るい部屋で寝ると太りやすくなることがとある調査で判明しました。
約530人を対象とした「睡眠時の明るさ測定」で、豆電球程度の明るさで寝ている人の「肥満」の割合が1.9倍であることがわかりました。
明るい部屋で寝ると、目の細胞が光を感知してホルモンを分泌します。このホルモンの分泌が影響を受けて眠りが浅くなってしまいます。すると、生体リズムが崩れて、睡眠障害や食欲の異常などが発生しやすくなります。また、食欲を抑える「レプチン」と呼ばれるホルモンの分泌が抑制されるという説もあります。食欲を抑えるブレーキが弱くなるので食べ過ぎてしまい、太ってしまうという流れです。
明るい部屋で寝ると必ず太ってしまうというわけではありませんが、因果関係はありそうです。そうはいっても子供の頃からの習慣で明るくないと寝れないという人もいるでしょう。そんな人はアイマスクが効果的です。目に入る光を遮断すればいいので、試してみてはいかがでしょうか。また、いきなり真っ暗にするのは無理だ!という方は、段階的に部屋を暗くしていって慣れるという方法もあります。自動的に暗くなっていく照明器具も発売されているので利用してみるのもひとつの方法です。